★オンナの保健室★

本来の自分を大切に、もっと健康な月経ライフを!

このレターは、15年間女性の健康と権利について学んできた寺本裕美子が、スペインバスク地方よりお届けします。 過去の記事は、ご登録後 theLetterサイト内 でご覧いただけます。  


★月経は「タイミング悪い、厄介者」と思っていたけれど、
 詳しく仕組みを知ってから、からだが愛おしくてありがたい、大切な存在になった!

★毎月定番だったイライラなどPMSの症状が、
 その理由や自分のエネルギーのバランスの整え方がわかり改善、パートナーや家族との 
 コミュニケーションがとても良くなり、自分をもっと好きになった。

★不調をきたす生理がうっとおしいと思っていたけど、
 痛みは普通であるべきではない、自分の身体ってすごいんだ!と誇りと自信に変わった。

★自分が感じることにあまり自信がなかったのが、
 周期中は色んな自分がいると知り、罪悪感なく気持ちを自由に表現できるようになった。

★「妊娠するために必要なもの」くらいにしか思っていなかったけど、
 実は色んな可能性を持った、クリエイティブでパワフルな身体なんだ、と
 エンパワーされた。

土台である月経から性全体を考えるようになって、全て繋がっているとわかり、
 思い込みから解放されてより良い人生になった。

月経との関係がこのように変わったり、

40年ほどお付き合いする大切なカラダの機能にもかかわらず、ほとんど教わることがない月経周期と関連するテーマについて、性の健康とより豊かな暮らしのためにお役に立つ情報をお届けしていきます。

レターをはじめた理由

わたしは、性や身体について「知らなかった」「もっと早く知りたかった」という声が少しでも早く減り、自らが知って選びながら、ご自分の性プロセスをより充実なものにできること、性のタブーから自由になってより安心・健康で幸せに暮らせる社会を目指して活動しています。

月経周期は、体温や血圧、心拍、呼吸と同じく、女性のバイタルサインだと言われています。

ですが、半数以上もの方が月経前や月経中の痛みなど、不調の悩みを抱えています。
もともとデザインされた生理的な機能が私たちの心や身体を壊すはずがないのに、なぜこんなに多いんだろう。からだに不快感や不安を感じることなく、もっと安心して過ごせるべきだと思いませんか?

私は、イライラしたり頭やお腹が痛くなるのは普通だと信じていました。

「どうしてなんだろう?」と問いかけることなく、我慢したり薬で対処していたし、「生理前だからあんなにイライラしてたんだ」と後で気づいたり、気分がコロコロ変わる自分に罪悪感を感じたり、「自分はおかしいのかな?」と思ったりしていました。

「ううう、生理痛い。しんどいのに仕事。辛いな…」と重たい気持ちで職場に向かい、効率悪い自分に「同僚に申し訳ない」と罪悪感。

身体が好きとか、ありがたいとか、思ったことはなかったし、負担でしかなかった月経のせいで「女の自分は損だ」と感じ、月経は毎月しょうがないもの扱いで、終わるのを待つものでした。

情報が足りない!

でもその考え方は、月経とは「見ない・聞かない・話さない」タブーなもので、秘め事であることが大きく影響していると、学びながら理解していきました。

教わらないがために不安を感じ、見聞きしてきた「多くの人に起こることを普通なこと」と信じていたために、ネガティブな気持ちや症状があることを受け入れていたんだと気付いたのです。

そして、詳しい月経周期の「からくり」を知って自分で予防したり管理するための情報を学び、私の性の見方と人生は、180度変わりました。

これは決して大げさではなく、一緒に学んできた仲間や、これまで私の講座などでお話を聴いていただいた方たちと、共感していることです。

月経との向き合い方が変わってからは、不調が付きまとうものではなくなり、自分自身への愛情はもちろん、人間関係や普段の暮らし方、いのちに対する考え方、パートナーシップ、育児、仕事の仕方…

人生の色々に、良い変化がありました。

月経周期についての研究が広がったのは、この20年間です。その数は500にも至りません。

まだまだ未開拓なこともたくさんある中、様々な専門家から学んできたことを多くの人と共有して、一緒に「波」をおこし、例え小波でも少しずつ情報を広げていくことは、女性の生きやすさ、より良い未来のための私のミッションです。



タブーや固定概念に困ることなく、身体についてきちんと知って、自分に合った形で管理したり選べること。

これは、皆の「権利」と言われており、あたりまえであるはずのことです。

外向けに費やしがちなエネルギーを、自分自身に向けていくのは、そう簡単ではない忙しい時代ですが、このレターをお読みいただく時間が、知らなかった新しい発見になったり、あなたの「自分と向き合う、感じる時間」として積み重なっていき、健康とより豊かな暮らしのために役立つと嬉しいです。

こんな方におすすめです

★月経が嫌いな方
★月経周期が生活にマイナスに影響しているのを改善したい方
★イライラ・落ち込み・頭痛・疲労など、月経前の症状(PMS)が繰り返される方
★その理由を知り、改善したい方
★お薬の服用以外に生活習慣を見直して「不快」を「快」に変えたい方
★性へのブロックと向き合いたい方

★女性がもっと生きやすい社会、より良い社会にしたい方
★性や月経へのネガティブな気持ちを、ポジティブに変えたい方
★自分が感じることに自信がない方
★自分をもっと好きになりたい方
★人間関係を向上したい方

★より適した働き方、暮らし方を追求したい方
★身体ともっと仲良しになって、健康な月経ライフを手に入れたい方
★助産師など、女性のケアや性教育に携わる方
★自分を後回しにせずもっと大切にしたい方
★子供たちのためにも、性や身体について、もっと豊かな教育が必要と思う方


寺本裕美子について

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ドゥーラ・通訳・月経リテラシー アクティビスト
リプロ・リサーチ実行委員会、#もっと安全な中絶をアクションのメンバー、RedCAPs(スペインの女性の健康専門家ネットワーク)会員

2002年からスペインバスク地方在住

2007年の出産を機にドゥーラ(*)となるために学び、妊娠出産サポートに携わる。

2015年から、スペインで産婦人科医師や理学療法士、ドゥーラ、性科学、心理学、フェミニスト経済学、教育学、精神神経内分泌免疫学(PNEI)、栄養学、生物化学などのさまざまな領域の講師のもと、女性の身体や月経周期について学び、現地でワークショップや講座を開催。

2020年から日本人を対象に発信を始め、オンラインで性を語り合う「月の集い」や講座、プライベートセッションを提供、イベント登壇や出前講座も行う。

2023年10月、Kindle書籍「あなたが本当に知りたい生理のこと」を出版。

(*)「ドゥーラ」とは、主に妊娠から産後のプロセスの生理的・心理的・社会的な面を学び、女性が主人公として希望する納得いく体験となるために、継続的なサポートを提供する寄り添い役です。

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幼い頃から「女の子らしさ」という固定概念に疑問を持って育ち、高校時代に「飲み会のお酌は絶対にしない」「オンナらしさという呪いに惑わされない」と決意。16歳で一人旅を始め、大学在学中にスペインと中南米アルゼンチンで留学。卒業後はキューバ短期留学。現在は、バスク人のパートナーと2人の息子の4人家族で、動物とともに農家暮らしをしています。

「知らなかった」「もっと早く知りたかった」という声が少しでも早く減り、自らが知って選びながら、ご自分の性プロセスをより充実なものにできること、性のタブーから自由になってより安心・健康で幸せに暮らせる社会を目指しています。

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