#82 自分で判断して決められることが大事

こんにちは!寺本裕美子です。
今日もレターを開封してくださり、ありがとうございます。
(過去の記事一覧はこちらから。新しくコメント機能もついています。)
3月8日は、国際女性デーです。
今年のテーマは「Inspire Inclusion(インクルージョン/包括を促進する)」。
より包括的で公正な社会になるために、あらゆる女性が、あらゆる社会の場面で、エンパワーされていくことへの願いが込められたスローガンで素敵だな、と思いました。(☝画像はCanvaの自作です 笑)
日本でもマーチやマラソンがあるようですね。私は月経関連のイベントとマーチング、マラソンに参加します!(全部いけるかな)
身体の性質という本質的なものに、もっと公正な社会の眼差しが必要だと思っています。
あなたはどんな社会を望んでいますか?
さて、2つ前の配信で、「大学の教育学部で月経教育の大学院コースに申し込んだ」とお伝えしたのですが、
…選考されました!!!
通知の封筒を受け取った時のあの緊張感…!! 久々の感覚でした。
履歴書や活動経歴、志望動機を送った日から、時間が経つのがとても遅く感じて「まだかな、まだかな」とそわそわと過ごしておりました。
これまでスペインでは、月経教育の講師としてオフィシャルな資格はなかったのですが、州立大学のコースなので、これでより堂々と「これは大切な教育分野の仕事なんです!」と周囲に伝えやすくなります。
長年待ち望んでいた方がとても多かったので、競争率も想定外に高かったそうです。
それだけ、女性の健康について多くの人が日々発信・活動しているというのは、とても心強いです。
あと5日で始まるので、とてもワクワクしています❤
さて、今回のタイトルにある、避妊ピルについて。
あなたは、どのようなお薬で、服用によりどのような変化があり得るのか、知っていますか?
ポッドキャストの新しいエピソードで、ずっと話したいと思っていたこのテーマを話しています。
私が昔ちゃんと知らなかった、「え、そうなの?!」と思うことが結構あったのも理由ですが、避妊ピルの服用と、もともとの月経周期の違いも、月経がある人なら、知っておいた方がいいなと思うのです。
避妊ピルの使用が良いか悪い、というジャッジをする内容ではありません。
健康な周期の過ごし方とか、身体に優しいケアの仕方の情報などを伝えるのと同じく、選択肢の一つとして提供されるなら、副作用に関する研究が不十分で限りある情報でも、本人がちゃんと手にすることが大切ですよね。
長期間飲む方が多いからこそ、なおさらです。
一人一人の生まれ方が違うように、それぞれが違う暮らしの背景や色んな外の影響を受けながら今の自分があって、生活習慣の積み重ねも、今の身体を作っています。
そのあり方は全然違いますよね。
だから、皆にとって良い・悪いと言えるものではないし、避妊の効果が優れていて、医療的な対処法として必要な人がいても、服用による体の反応がどのようなものになるか。それは医者にも誰にも分らないのです。
あくまでも避妊ピルはお薬なのに(しかも毎日服用)、「服用後は全く問題ありません」みたいなことを言い切る医療者は、言い方によっては無責任だと個人的に思う時もあります。
自分で判断して、飲むか飲まないか、いつ飲むのをやめるかなど、自分で決められることが大事です。
女性の身体は、男性と比べてホルモンの変化に敏感に作られています。
腸や膣の環境、気持ちにも、変化がある人は多いんですね。
エピソードでは、そういった心身への変化や、服用中どのようなことに気をかけたらいいのかなど、お話ししています。
ぜひ聴いてみてくださいね!
内容へのご意見・ご感想もいただけると励みになります。
最後までお読みくださりありがとうございます。
良い週末をお過ごしください!
バスクのユミコより。
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