#79 「きっかけ」と「原因」は違う

こんにちは。寺本裕美子です。
今日もレターを開封してくださり、ありがとうございます。
今日は最後にイベントのお知らせがあります。最後までお読みいただけると嬉しいです。
~外で過ごす時間~
あなたの毎日の暮らしで、どのくらいありますか?
「体内時計」という言葉がありますが、
朝日を浴びて身体をシャキっとさせ、夕日を浴びて身体を休息モードにする。
これは、身体のエコシステムの中核となる脳の司令塔が、私たちを健康な状態にするための土台ですが、それがなかなかできないのが今の忙しい時代でもあって。
でも、外の空気を吸う、空を見る。
自然光に当たる、というのは、想像以上の効果があります。
私はスペインにおりますが、サマータイム、というのがあります。
それが終わる11月になると、どっと調子が狂って困るんですよ…。
「昨日は18時まで明るかったのに、今日から17時にはどっぷり暗くなる」みたいな変化なので、慣れるのに皆大変!
時差ぼけ、というのもありますが、シフトが日勤・夜勤、と変わる方や、航空会社のCAをされている方たちは、本当にご苦労様だなあと思います。
暮らしが多様な時代ですが、雨が降っていたら窓際からでもいい。
もし振り返って「外で過ごす時間が少ないかなー」と思ったら、毎日の暮らしに数分だけでも、室内の電気の明かりばかりではなく、自然の明るさ・暗さを感じる時間が増えるよう工夫をしてみてください。
心も身体も「嬉しい~~~」と感じる時間が増えます!
さて、健康に良いということは、ホルモンバランスにも良い、ということで、月経周期の不調にももちろん関係があります。
「健康にとって良い」と言われていること、あなたにはどんなことが思い浮かびますか?
今お伝えした、自然光を浴びる、というのもそうですが、他にも睡眠とか食事、運動…けっこうありますよね。
じつは、月経周期での不調(PMSや生理痛)は、よくあることで一般的に普通、と思われる節がありますが、先進国に多い生活習慣病である、またはPMSは文化的症候群だという見方があるんです。
女性の身体に問題がある、というより、今の暮らし方が私たちの身体にとってより負担になっているため、身体が忠実に裏切ることなく、症状として教えてくれている、と私は考えています。
私たちのもう一つのバイタルサインなんですね。
それに対して、もっと優しい社会の眼差しが必要です!! (選挙演説みたい 笑)
肝心なお知らせなのですが、
1月25日(木)の日本時間21時から、
「新しい月経の語り方」という会をズーム開催します。
~身体は健康であるために、できている。~
こういう視点で見て、信じてアクションをとるのと、繰り返しやって来る不調が「ふつう」と思われ、女性も面倒くさい、なかったらいいのに、と拒む存在であるまま、50歳くらいまで過ごすものであり続けるのと、その先は全然違いますよね。
更年期という新しい変化も、心地よく移り変わりたいものです。
私たちは、一人一人が尊い、大切な存在です。
自分が大切な人が、便秘でお腹が痛くて困っていたら、「それ普通だよ」「皆我慢してるよ」とは言わないのに、同じく生理機能の一つである月経となると、そういわれることがある。
それでは「大切にされている」とは、思えないし、本人も大切にしたいと思えないですよね。
◎不調の原因がわからず、解決を諦めている
◎生理をなくしたいと感じる人が増えている
◎生活習慣の管理がしにくくてストレス
月経にまつわる価値観とその語られ方は、多くの女性の生活に直に影響しています。
見聞きすることが当たり前すぎて、受け入れているところが私にはありましたが、今もし「生理だからね、しょうがないね」なんて言うお医者さんと居合わせたなら、正直ブチ切れます。(笑)
※栄養不足や大きな病気が隠れているケースもあります。普通に生活できないくらいの痛みなど不調があるなら、いつその状態になるのか把握し、専門家に何人でも「納得するまで」診てもらうことをお勧めします。
痛いんだから何か原因がある。……その原因が生理??!
そんなわけがないんです。月経は、身体がそのように反応して表現する「きっかけ」なのです。原因ではありません。いつ起こるかによって、月経とは関係ないこともある。
足りないのは、ミクロレベルとマクロレベルでの、情報です。
「女性特有の問題は、軽視されてきている。」これはもう多くの専門家が周知していることで、そのために情報をもっと豊かにしていくために発信をする。繋がる。
この動きは、始まってからまだ20年もたっていません。
だから、まだわからないことが多いのですが、これからは、新しい価値を生み出す時代だと感じています。
1月25日(木)開催 「新しい月経の語り方」 の会では、
もっと私たちの健康や幸せにメリットがあるものに変えていくために、女性にとって負担とならない新しい語り方や、そのために普段の暮らしでできることはどんなことなのか。
周期中に心身に起こる変化をどのように解釈し、どのように周囲に伝えていくといいのか。そういったことをお話します。
女性が自ら舵取りをして、働き方や人間関係などを含め、もっと生きやすい社会となるため、身体の性質が違うもの同士が、一緒に暮らしやすい社会となるために、一人でも多くの方が今の価値観を振り返る機会になれば、と願っています。
月経がある方だけでなく、思春期の保護者の方、学校の先生、女性のケアのお仕事をされる方もご参加いただけます。
お申し込みを心よりお待ちしております!

\「新しい月経の語り方」/
1月25日(木)日本時間21時~22時半
Zoom開催です。
詳細とお申込み:
バスクのユミコより。
\より詳しく書いています/

Kindle書籍「あなたが本当に知りたい生理のこと」
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