#61 わたしの働き方改革

こんにちは!寺本裕美子です。
今日もレターを開封いただきありがとうございます♪(過去の記事一覧はこちら)
先日まで通訳ガイドのお仕事が重なり、あちこち行っておりました。
☝の画像は、美食で有名になったサン・セバスチャンの街にある「コンチャ湾」。
ちょうど1週間続く大祭り真っ最中で、すごい人込み!!

移動中に見れた、バスク民族舞踊。

食べずにはいられない、ピンチョス
こじんまりした、綺麗でご飯も美味しいところです♪ 機会があったら是非いらしてくださいね。
しかし、8月のバスクは3つの中心都市が3週続けて祭りをするという… バスク人の祭りへの意気込みは半端ないです(笑)
さて、今日は「働き方」について、少し書こうと思います。
私はスケジュール管理には常に「自分が周期のどのあたりになるか」を意識しています。
これによって、自分と身体の関係、育児家事の仕方、パートナーシップ、仕事の仕方…
生き方が変わりました。
働き方や制度もろもろは、女性が社会進出したころにはすでに男性基準で出来上がっていました。
つまり女性は、すでにあった働き方に適応せざるを得なかったわけです。それが、身体の違いから見てそもそもの間違いであるというか、不条理と感じます。
また、育児や家事を担ってきた女性が仕事もできるようになっても、女性側の負担は増えるのは当然なことだったわけですね。パートナーと共働きであるという国はたくさんありますが、日本ほど男性が家事育児を共有しない(またはできない)国はあまりありません。
もちろん良い変化が全くなかったわけではないけれど、性教育が物足りず、かつ体と心が切り離されるかのような社会では、女性に失礼な国だ!いい加減にせい!!と感じる女性が多いのはもっともではないかと思います。
◆月経が終わるにつれて、卵が育ち始める、種蒔きのウキウキな春。
◆卵が成熟し放たれる、エネルギー最強でぐんぐん育つ、パワフルな日の長い夏。
◆無事育って実をつけたら、次の周期に向けて土壌の休息の準備を始める、収穫の秋。
◆葉を落とし、土壌が休息してエネルギーのチャージをする休息の冬。
#50,51あたりでも書きましたが、月経がある身体には、卵を順調に育て排卵に成功し、しばらく守るために様々な「都合」があります。そして、時期ごとにもっと必要な栄養素があったり、免疫力や体力、ストレスへの反応、エネルギーなどが変わります。
(周期把握のジャーナリングシートも紹介しているので、良かったらご覧くださいね。)
周期中の心と体は、開いたり閉じたり、満ち足り引いたりするのが自然な動きです。男性のように直線的ではなく、1年の四季のように移り変わり、曲線的に動いている。
これが周期性ある私たちの身体だということを、自分自身が自覚・把握できると、安心できるし、より周囲の理解も得やすくなります。自分自身に、もっと優しくなれます。
そして社会的に、男女の身体のつくりは全く違うもので、女性には男性と違うニーズがあるという意識が広がること。これは、一緒に社会を築いていく皆の健康にとって基本的な優しさにつながると思っています。
私が暮らしに周期把握をとり入れて良かったと思うことは、
「この日は月経前だから、朝ゆっくりストレッチする時間をとれば1日コーディネートしやすいな」とか「月経とドンピシャだから自分はこうなるな」「この日はミーティングが重なっても大丈夫だな」と予測ができる。
コンディションが予測できれば、周りとも色々調整しやすくなったり、「罪悪感なく」自分から必要なことを伝えられる。それを尊重してもらえるようになる。
身体が自分に何を語りかけているか、意識することが習慣になったことで、生き方全体が変わりました。
これまで、月経のからくり講座への参加者で、「働く女性みんなに聞いてほしい!!」と言ってくださる方が何人かいらっしゃいました。
「周期を意識するようになってから、パフォーマンスが上がりました!」という方も。
月経中の休息(特に1日目、2日目)をセルフケアとして取り入れるだけでも、良い変化を感じることもあります。それくらい、「休む」タイミングって大事なのですね。
意識してリズムを落とすこと。心地よく周期をスタートするために大切な時も。
育児家事をパートナーや子供に任せたり、おろそかにするのも全然アリです!自分の周期の管理は、自分にしかできません。

月経前の正常な変化は、☝の通りなのですが、男性の身体中心の社会だと残念ながら痛みや度の強いイライラを感じて辛い時期である、という人はなかなか減りません。月経直前にちょっとイラつく、はありますが、生理的な機能である限り、痛みがあるのは正常範囲から外れてしまいます。
あなたはいかがでしょうか。
「働き方改革」というのがありましたが、働き方改革は人がそれぞれの事情に応じて多様で柔軟な働き方を、自分で「選択できる」ようになるための法改正などの取り組みのことです。
「労働時間を減らす」「正規・非正規の格差解消」「多様で柔軟な働き方」をもとに、働きやすい社会づくりなら、月経がある人・ない人のニーズの違いを堂々と伝えられたり、受け入れてくれていると理解を感じて働けることも、大切だと思うんですよね。
健康に心地よく過ごしたい。
もっと自分を大切にしたい。
もっと大切にしてほしい。
もっともですよね。私たちは皆、そう思って生まれてきています!
月経について男性社員も学んで、皆が働きやすい形に変わったケースが増えています。
私たちからもっと声を出したら、小さなことでも必ず変化を起こせます。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
バスクのユミコより。
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